【製薬の研究職】年収・就職の道のり・適性7つについてまとめました。

公開日: : 最終更新日:2018/08/13 仕事, 研究

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どうも!

この記事では製薬の研究職について書きます。

企業に限らず、ポスドクのことについても概要のような形で書いていきます。

それではどうぞ。

 



 

研究職は二種類





①大学や公的な研究機関に所属する研究者

研究職というと奇想天外な発想で昼夜問わずどんどん発明していく、というイメージですよね。

どちらかと言うとそれは①のような大学の研究者が近いと思います。

②製薬企業などの企業に所属する研究者

企業の研究職となると、より時間管理能力が問われるため、どれだけの成果をそれだけの時間で出したかが重要になると聞きます。

もちろん、大学の研究者にもある程度の時間管理能力は求められますが、企業となると研究者でありつつビジネスマンという側面があるせいか、少しキッチリした雰囲気があると思ってください。

 

分野:生物系 or 化学系





大きく分けると、生物系か化学系か、というところですね。

医薬品は生物製剤化合物(化学物質)のどちらかです。

生物製剤は比較的最近になって世に出たもので、生体内にあるタンパク質に工夫をしたものが薬になっているものです。

たとえば抗体をもとにした抗体医薬、体の中に進入したばい菌などを除去するのに役立っている抗体に工夫を施しています。

化合物はあまり詳しくないので恐縮ですが、合成を繰り返して病気に効きそうな物質をつくるそうです。

最近では核酸医薬も注目を浴びつつあるので、化学系だとそちらで活躍できる可能性があると思います。

 

就職までの道のり:最低でも修士は必要





製薬の研究職に就く方法は大体この2パターンかと思います。

①大学院修士課程→企業の研究職に就職

博士課程まで出て博士の学位を取得→企業の研究職or大学・病院の研究職(ポスドク)

就職後の給料は企業の研究者になれば年収800万以上となかなか高いレベルだと聞きます。

でも企業の研究者になるには、実力・運・人脈などが必要で、実際にはすごく狭き門です…。

目指すというよりかは、「目の前の研究を頑張ってたら製薬の研究職が相応しい存在になっていた」くらいのスタンスが良いと思います。

ちなみにポスドクはというと、一年目から年収500万の先輩がいましたが、薬剤師免許を持っていた方ですし年収としてはけっこう高い例でとなります。

大学の先生方に聞いたポスドクの平均は年収で300万くらいのようでした。ここまで下がると少なく感じるかもしれません。

 

博士課程に進学となると順調でも卒業する時に28歳あたりになるので、結婚などを考えるとお金が問題となりやすいです。

博士課程在学中の生活費は、奨学金を得たり、授業料免除をねらったり、少し別の仕事でお金を稼いでから臨んだりという手があります。

特に奨学金は給付型無利子のタイプがあり、研究内容に社会的意義があり実現可能性のある手法だとアピールできればより良い条件で得られると聞きますので要チェックです。

主流なのは日本学生支援機構(JASSO)でしょうか。

もし薬剤師免許があれば薬局のアルバイトである程度の両立は可能だと思います。やはり免許は強いですね。

また、あまり大きな額は期待できないかもしれませんが、研究室で採用されるRA(リサーチアシスタント)やTA(ティーチングアシスタント)という収入源もあります。

私が修士の時はTAがあり、実質の業務は先生に講義の資料を渡すだけでしたが、半年間で90,000円程いただけました。

高額な例だと、私立の医科大学の博士課程RAで月10万円というところもありました。

やりたい研究があって、生活しやすい制度も整っている大学だと良いですね。

 

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研究職の特定派遣という働き方





また、年収は300万前後でも良いなら特定派遣の研究職という手もあります。

これは派遣会社の正社員になって、企業の研究所にサポートとして派遣されるという仕事です。

ざっくりメリット・デメリットを挙げるとこんな感じです。

(メリット)

派遣先に引き抜いてもらえるかも。研究者として幅が広がる。様々な企業の研究体制を経験できる。

(デメリット)

原則派遣先を選べない。重要な会議は退席するなど、派遣先の機密には触れられない。年収は多くはない。帰宅後に派遣元の業務をする必要あり。

詳しく知りたいなら、こちらの記事で特定派遣で3ヶ月ちょっと働いてみて思ったことをまとめていますので読んでみてください。

 
合わせてどうぞ
 

 

研究への適性はこの7つ





研究への適性を改めて整理してみました。だいたいこの8つかと思います。

研究が大好き

キレイごとではなく、本当に大事な要素です。

むしろこれがあれば他の適性は後からついてきます(笑)

研究に取り組み続けてください。

 

発想力が豊か

言うまでもありませんね(笑)イノベーションを起こすことが仕事です。

 

勉強熱心・コツコツと取り組める

日々さまざまな発見が報告されます。他の研究者の考えや方法、流行を論文などから常に学べることは必須です。

論文は基本的に英語なのでリーディング力も必須ですね。

また、研究をしていると失敗して計画通りに行かないことがほとんどです。

失敗することを予測して計画を立てることは大事ですし、何度失敗してもコツコツと取り組める人は向いていると思います。

余談ですが、研究者には長子の人が多いという結果もあるんだとか。

他の兄弟より長子のほうがコツコツ取り組める傾向があるそうですよ。

 

柔軟に論理を立てられる

思い通りではないけど興味深い結果が出たときってありませんか?(笑)

嬉しいですが、当初の狙いと違うとどう発表していいかとか少し迷うと思います。

そんな時でも周りを納得させられるように発表するなど、上手に結果に繋げられるスキルがあると生き延びやすいです。

 

手先が器用

やはり細かい作業が多いです。研究をやっていると一つしかないサンプルを扱うこともあります。

また、一つ一つの手技を均一にできないと同じ実験をしてもデータがバラついてしまうこともあります。

本当に生物学的な差があってデータの変化があるのか、自分の手技のせいで変化があるのか分からなくなってしまうと時間も試薬もアイデアももったいないですよね。

実験ばかりやっていても上には行きにくいですが、手を動かすこともやはり大事です。

上の立場にいる研究者だと”考える”ことがメインになりますが、初めのうちは「考察」と「実験」のバランスを上手くとっていく必要があると思います。

 

コミュニケーション能力がある(周囲の人と上手くを取れる・人脈を作れる)

研究職って「一人で黙々と」というイメージがありませんか?

製薬の研究職を目標に就職活動をしていた時、説明会で意外に各社から聞いたのが「周りの人と上手くコミュニケーションをとれる人」という言葉でした。

実際、自分ひとりでは発想に限界が来たとき、誰かに自分の発想を話しているうちにひらめくことがありますし、

人それぞれ専門分野が違いますので、色んな人の知識・経験を複合させて革新的な結果に繋げる力が求められているでしょうね。

 

次は人脈に関してです。

上記の「周囲の人と上手くコミュニケーションを取れる」と似ていますが、発揮する場面が少し違います。

何事も実力は大事ですが、研究の世界で生き延びるには人脈のほうが大事だと大学の先生方からよく聞きました

例えば、任期が切れるときに知人から職場を紹介してもらって職を得ることが頻繁にあるそうですし、

研究員の募集をしているところに知人がいると公式の募集より厳しくない条件で選考をすることもあるそうです。

公募の話に関しては、一流とされる三大誌(Cell, Nature, Science)に論文を載せているような人をさし置いて、

自分との面接を優先してくれることもあるそうです。

どんな人から繋がるかわかりませんので、学会などの研究で出会う人の名前やその人の情報は必ず覚えておきましょう。

学外に行くなら名刺は必ず携帯しておくべきです。

 

住む場所に拘りがない

研究職は狭き門ですし、任期の関係で一つの場所に留まっていることは難しい職種です。

自分の住みたい場所が定まっているなら研究職は少し難しいかもしれませんね。

たまたま住みたい場所が研究所の多い地域(つくば、神戸のポートアイランドなど)であれば幸いですが…。

自分の専門分野を求めてくれる企業があっても、自分が行きたくない地域だと就職できないですよね(笑)

研究で食っていくなら住む場所<研究くらいの勢いじゃないと厳しいと思っていてください。

 

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まとめ





実際、生命科学系の研究の世界はとても厳しいと思います。

実は私は研究職を目標にしていましたが、途中で折れてしまいました。

修士卒で就けず、特定派遣でも「製薬の研究職には就けないな…」と思い折れました。

今から本気で狙うなら博士課程進学の手段もありますが、やるならもう少し先かなというのが本音です(笑)

以上、何かの参考になれば幸いです。

読んでくださってありがとうございました!

 

 

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