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今回はCRA職の特徴を書いていきます。
【就活】CRO企業のCRA職になりたい人へ。では注意に重点を置きましたが、今回は客観的に特徴を書いていきますので、就職を考えている方はご自分にとってメリットかデメリットか判断してもらえると良いと思います!^^
働きやすい
早速なのでメリットよりなことから書きます(笑)労働環境は他業界より良いと思います。箇条書きにするとこんな感じですね。
- フレックスタイム制
- 在宅勤務が可能(できるのは早ければ入社2年目から、会社によるが3年目からの企業もある)
- 有給取得が手軽(紙ではなく、パソコンの勤怠管理ページから申請)
- 育休とっている人が多かった、男性社員も取れる。
- 給与水準が他業界より高い
月の就業日が20日なら、20日x 8時間 =160時間を最終的に働けばok。
仕事の状況が許せば「明日2時間早く帰りたいから今日は2時間多くはたらこ~」みたいなノリが通じます。
ただ裏を返せば、160時間をオーバーしそうなときは自分から残業申請しなければいけないという自己管理力が必要だという意味でもあります。
最初のうちは上司に相談できますので、その過程で仕事の時間感覚を身につけたら良いかと思います。
在宅勤務、有給取得も自己管理力が必要ですね。
ちなみに転職サイトをみたところ、給料は入社したてで450万あたり、シニアCRAになると700万あたり、マネージャーで1000万付近、臨床開発部長で2000万近くだと思われます。
ただ、福利厚生はあまり手厚くないかもしれません、フィットネスクラブや英会話教室の優待はあっても住宅手当はでません(笑)
「立ち上げ」は忙しい
治験の段階によって忙しさは多いに変化する仕事です。大雑把に分けると「立ち上げ」→「モニタリング」→「終了」かなと思います。
立ち上げを指して「スタートアップ」と呼んだりします。
この時期は単純に忙しいです、プロトコル(治験実施計画書)を覚え、IB(治験薬概要書)に目を通し、トレーニングを受け、施設訪問の準備をし、申請のためのファイルを組み、などなど、やることが盛りだくさん。
でもスタートアップの経験があると転職の際だったり昇格の際だったり、良い評価をもらえるかもしれません。(この人は立ち上げできる人なんだと思われるので任される仕事が立ち上げのものになりやすい可能性がありますが)
逆にモニタリングからは比較的落ち着くと思います、ほぼ定時に上がれたりするため、新卒がこの時期のプロジェクトに配属されて先輩から施設を引き継ぐことがあると思います。
ただ、モニタリング時でもデータベースロックなどがあると少し忙しくなると思います。
試験終了時は施設に訪問して搬入した資材を回収したり、終了に関する文書を施設の人と作製したりしますが、こちらもそこまで慌しいことはないと思います。(終了時に限って嫌な問題が発覚したりしなければ笑)
コミュニケーション能力
CRAはすでに出来上がっている医療チームにぽいっと所属して一緒に仕事する、という感覚でいると良いかもしれません。それも1施設だけでなく、4か5施設くらい。また、製薬企業の人とも二人三脚ですので多くの人とコミュニケーションをとりながら仕事をします。
施設の方とはCRC(治験コーディネーター:病院内で治験業務を行う人)さんとのやり取りが多いと思います。
医師の先生方のアポイント取得をお願いしたり、治験概要を説明したり、検査項目とか手順の方法などの細かいことも伝えたり、さまざまなことを話すことになると思います。
また、一概にコミュケーションと言っても「話しまくる」というより、「相手の望んでいることを察知してしてあげる」ことが大事だと思います。(どんな業界、むしろ日常でも大事なことだと思いますが)
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英語を使う
入社直後はリーディング、リスニングができれば実務に大きな問題はないと思います。というのも役職が低いうちは英語のトレーニング資料やたまに国際会議に出席したりするくらいだからです。
もちろん、発言したくなったときにはスピーキングも必要になりますし、外資系CROだと社内の事務手続きを英語でするのでライティングもできるにこしたことはありません。
シニアCRAより上にあたるマネージャークラスまで昇格したければ発信する力も必要になってきます。
隣に座っていたプロジェクトリーダーは電話会議でペラペラ英語を話していました。
海外支社から特別講習のために外国人が来たりもしますので、その時にお話できたら絶対自分にプラスになるでしょうし、実際に英語を話せるのはマネージャークラスくらいなのでレベルの高い人とも繋がるきっかけになります。
実際にスピーキングやライティングができる人も多くはないので新卒や入社したての人にとっては頭角を現すチャンスかもしれませんね。
英語学習のために社内でランチのときは英語を使う会があったり、英会話教室に行ったり、ネットのスカイプ英会話を利用している人もいました。
人手不足
業界内でCRA不足だとよく聞きました。大手企業だと数年前、新卒採用が100人近くにのぼったそうです。
また、依頼されるプロジェクトによっては新人の配属不可なものもありますので、新卒で入社した同期の中には一年近く本配属されない人もいてました。
なので、ある程度成熟したCRA(3年以上経験を積んだような即戦力になる人)をCRO各社で取り合う傾向があります。
次の項目では転職について書きますね。
転職が多い
新人が育ちにくい上に人手不足となると、基本的にはある程度成熟したCRAをCRO各社で取り合うことになります、なのでCRO業界は転職する人が多いです。どのCRO企業も、知り合いのCRAを自社に紹介して入社したらウン十万の報奨金が出るというキャンペーンもやっているようです。
CRAとマネージャー・プロジェクトリーダーで枠が分けられていて、後者のほうが長期間に渡ってキャンペーンをしていましたので、人手不足といえど後者のほうが少ないようですね。
また、転職の際の相談で自分を良く見せ、年収をアップさせるのが頻繁にあるとも聞きました。
まとめ
ざっとこんなもんでしょうか。参考になれば幸いです。もし入社したら、新卒のうちは研修(GCPという臨床試験の法律を暗記することになります)といえど真面目に受けて、テストもトップクラスで合格できるようにしたほうが良いと思います。
合格が遅れると、本配属される時期も遅れてしまい社内ニートや色んなプロジェクトのサポート要員になったりして時間がもったいないと思います。
今回は以上です!
読んでくださってありがとうございました!健闘を祈っています^^
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