特定派遣の研究職

【医薬品:研究職】特定派遣の会社に転職した話

この記事の所要時間:6分

 

どうも、心一です!

今回は僕が研究職を諦められず特定派遣の会社に正社員として転職した話です。

僕の場合は医薬品の研究が目的で入社しましたが、医薬品に限らず、理科系の知識や技術を身につけて生きて行きたい人向けかなと思います。

それではどうぞ!

 

※注意書き:

この記事は特定派遣に転職して間もない頃の僕が書いたものです。

自分で言うのもなんですが、キラキラしてやる気に満ちた時代です(笑)

入社半年で小慣れてきた(冷静になってきた)自分がまとめた記事もありますが、

特定派遣に夢・希望だけを持っていたい人は読まないでください。

参考:特定派遣の研究職になって半年、メリット・デメリット4つずつまとめていくよ!

 


特定派遣とは

まず初めに、派遣の形について。

「派遣」と聞くと不安定そうなイメージがありますが、大きく分けると派遣には一般派遣特定派遣の2種類があります。

大雑把に言うと、世間一般で不安定なイメージがあるのは一般派遣です。

一般派遣
  • 時給制
  • 最長3年で配属先変更(配属先がない時は給料はない)
  • 正社員ではないので福利厚生は乏しい
特定派遣
  • 派遣会社の正社員
  • 月給制(ボーナス有り)、配属先変更で次の配属先まで日数があっても給料はもらえる
  • 正社員なので福利厚生はある程度しっかり
 

一見、正社員の特定派遣が良いんじゃないの?って見えたりもしますが、

一般派遣には、一度派遣されてからも配属先(仕事内容・人間関係)の変更がしやすくいため、良い意味で流動性があるというメリットがあります。

参考:【製薬の研究職】年収・就職の道のり・適性7つについてまとめました。

配属希望は叶わなかった、でも…。

私の場合は医薬品関係の配属先希望を出していたのですが、残念ながら通りませんでした。

現実はそう簡単ではないですようです、ていうか中途入社した人の一回目の配属希望は全然通らないって噂を聞いたのですが本当かな?笑

ちなみに配属先が決まる流れとしてはこんな感じです。
  1. 特定派遣会社に内定・入社
  2. 特定派遣会社派遣先企業にあなたのスキル情報を提供
  3. 派遣先企業があなたに興味を持てば面談
  4. 縁があればその派遣先企業へ配属
私の場合、何度か製薬企業から面談の機会をもらえたのですが、その先へは繋がりませんでした。

結果的には化学系企業に呼んでもらえたのですが、医薬品のことしか頭になかった当時の僕は悶々とした日々をすごしていました。(笑)

まぁ、それももう良い思い出になりつつあります、異分野だったとは言え、やっているうちに分かってきて徐々に楽しくなってきているし、化学の視点から医薬品や生物との関わりを見れるのも面白いからです。

ていうか、いい思い出にしたり、ポジティブになれないと生きていけないからねw

社員さんとも仲良くしてもらえて、もう今となっては配属先の社員さんまでもが僕が医薬品に興味があるということを理解してくださっています。

「どの分析機器が医薬品の研究とどう関連しているか」を教えてくださったり、逆にちょっと教えてとも言ってくださったりします。

参考:【発表・説明のコツ】異分野の先輩社員に薬のことを説明したときに思った7つのコツ

こうやって記事を書いていると、「同年代で医薬品の研究に興味がある人より知識の幅が広がっているかも?」という実感も湧いてきました。

業務内容

特定派遣会社次第、配属先次第ですが、大体は研究補助

製薬・分析・食品の企業の研究所や分析拠点でルーティンワークや一つの機械を使った分析業務の担当を任せられることが多いかと思います。

なので分析依頼が立て込むなどの繁忙期じゃないかぎり、ほぼ定時上がりだとも思われます。(実際、僕は9割以上定時上がりです)

特定派遣会社がどんな企業と取引しているか、その中からどんな企業・チームに配属されるか。

もはや運に近い気もしますが、恐らく、自分が持ってるスキルのどれかが活かせる企業だと思います。

ここで言う「スキル」とは研究に限ったものではなく、人柄・性格や頭の使い方などトータルな面からも評価されたものも含まれていると思っていてください。

面談は就活の面接っぽいですが、派遣とはいえ見知らぬ企業に働きに行くとなれば毎日顔を合わせることになりますから、当然なことですね。

ちなみに「派遣法」でこういう面接は禁止されてるやん!なんて野暮なことは、

給料

気になる給料ですが、年収は280~400万程、派遣会社によりけりですが多くはありません。

一人で生きていくには遊んで回らない限り大丈夫かなと思います。

確実に製薬関係の仕事に就きたい、デスクワーク・見知らぬ人と話すのが苦にならない・要領の良さに定評or自信があるならCRAをしたほうが良いと思います。CROだと年収は低くても400万くらいからスタートですしね。

参考:【CRO業界-開発職編】ホワイト企業?それともブラック?製薬・CRO業界について。

私はお酒が弱いので基本飲みにいかない、ギャンブルしない、趣味はブログ書くorダンス、

外食は弁当屋、昼は弁当持参とそれなりに低燃費なのでなんとかやっていけてます。

 


業務時間外の仕事

業務時間外に派遣会社から来るお仕事があります。

ヘビーな仕事は少ないですが、配属先の仕事が終わってから私用PCでもWordとかExcelとか使うのってけっこうめんどくさくて、ストレスに感じる人は多いと思います。あれ?ブログは?

また、どこの派遣会社にもほぼあるのが定期集会です。

数ヶ月に一度、派遣会社の社員が集まって研修だったり、事務連絡を受けるものなんですが、普通に休日出勤になるし朝から夕方までみっちりなのでけっこうしんどいです。

派遣会社によっては手当てが出るところがあれば出ないところもありますので、色々チェックしておいたほうが絶対無難です。(休むときはどんな条件が必要かとかね…)

特定派遣のキャリア形成を考えてみる

特定派遣で働いた場合の未来を考えると、だいたいこんな感じかとな思います。
  1. 派遣先に正社員登用
  2. 特定派遣会社内で昇進
  3. 特定派遣をしながら社会人ドクター、取った学位で就職
  4. 派遣会社のグループ企業に転職
  5. 特定派遣を続ける

派遣先に正社員登用

自分は給料が上がるし任せてもらえる仕事が増える、配属先は優秀な人材が入る、派遣会社はブランド力up、全員がハッピーな形ですね。

ただ、特定派遣会社の中には社員を派遣先に取られたくないというところもあるそうなので、そういうところは辞め際どんな感じになるか情報を集めとくと良さそうです。(○ールド○ンテックなど)

特定派遣会社内で昇進

要は派遣される側ではなく、派遣する側の職になることです。

人事や経理、広報、教育、マネジメントが仕事になると思います。

「研究より、経営とかマネジメントに興味が出てきた」ということがあった時に良い選択肢ですね。

恐らく年収も派遣される側よりあがるはずです。

特定派遣をしながら社会人ドクター取得、取った学位で就職

学生時代や前職から貯金があったり、何らかの方法でお金を調達できて、時間と体力と情熱も出せるなら社会人ドクターもありだと思います。

まぁ、その博士取った後がどうなるかって話にもなりますけどね(笑)

でも研究で食っていくならこれくらいの気概がないと、とも思います。

参考:研究で食っていくならやっぱ大学院進学(博士)しようと思った話

 


派遣会社のグループ企業に転職

特定派遣の会社って、グループ規模が大きかったりします。WDBグループだったり、テンプスタッフならパーソルグループですしね。

グループ内で別の仕事をしている企業があり、興味があればそちらに転職もありです。

他所の会社に転職するより、明らかにハードルは低いと思います。

特定派遣を続ける

何かこだわりがあり、縁があればこれもありなのかも。

今の時代、成長していかなければ生きていけなくなる気がするので、現状維持っぽいこの選択が良いかは分かりませんが…。

意外だったこと

住む場所で人は変わる

僕は派遣先が決まって実家から引越しをしました。

今は一人暮らしなのですが、やはり住む場所が変わると生活が変わるなぁと実感しています。

実家暮らしだと快適ですが、家族の用事に付き合ったり、飼犬とつい遊びすぎてしまったり、置いてあるゲームで弟と遊びたくなったり、色々と誘惑も多いです。

反面、一人暮らしだとやっぱり自分のペースが保ちやすいです。

静かなので自分の作業に集中できるし、都心が近くなったので気分転換や友達にも合いやすい、僕の場合は研究所や大学が近い場所でもあるので単発のセミナーにも参加しやすくなりました。

「人間が変わる方法は三つしかない。

ひとつめは時間配分を変えること、
二つめは住む場所を変えること、
三つめはつきあう人を変えることだ。

最も無意味なのが〝決意を新たにすること〟である。
決意だけでは何も変わらない」

上記の経営コンサルタント・大前研一さんが語った言葉を身をもって実感しました。

といっても実家からは1時間半と少し、その気になれば帰れるのでさびしくなったらすぐ帰れるんですけどね(笑)

所得が低くなっても意外と生きられる

前職から200万近く所得が落ちたのですが、意外に大丈夫だなぁと思っています。

そういえば、今の配属先の方はこんなことを言っていました。

所得に見合った生活をすればいいだけ。

これだけみると、そりゃそうじゃんて感じですが、要は「お金」に囚われなくて良いよってことなんだと思いました。

収入が増えたらその分使ってしまいますしね^^;

2018.7.22追記
でも実際はけっこうお金ありませんでした!つらかった!笑

参考:【特定派遣の給料】明細ベースで話します!自由に使えるお金は毎月41,956円でした。

まとめ

特定派遣は研究職を諦めきれないなら考えても良いと思います。

お金を稼ぎながら、研究の知識・技術を手に入れられて、人脈もできるわけですから。

1つポイントとしては、自分の幅を広げるという心構えがあると精神的に楽だと思います。

実際、特定派遣で働く人達も「幅を広げる」ところがメリットと言ってた人がちらほらいましたし、僕みたいに医薬品関係じゃないと嫌!とか思っていたりすると辛い思いをしかねないですからね(笑)

また、研究の分野へ転職を考えているなら、普段の生活の中で研究に関することを自然としてしまうかどうかを判断材料にしてください。

つい論文を読んでしまう、つい研究のアイデアを考えてしまう、つい学会に行きたくなる、などなど。

転職すると、このような「ついやってしまうこと」を仕事にできるので精神的にプラスになることが多いと思います。

逆に、「今の仕事より○○がしたい!」と口で言っていても、休み時間にスマホゲームしてたり、休日は一日中まとめサイトみたりしているなら少し考え直したほうが良いかもしれません。

今回は以上です。ありがとうございました!^^

 

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