どうも!アブーです。
今回は研究職の特定派遣で働いていた時の給料のお話をしていきま
「研究職で働きたいけど、給料が気になる…。」
「安いとは聞くけど、実際生活水準はどうなるんだろ?」
「特定派遣で結婚・家族を養える?」
研究でやっていきたいけど、金銭面が不安な方に役立てば幸いです!
目次
業界の年収平均は20代で300~400万
皆さんは特定派遣の平均年収ってご存知でしょうか?
転職サイトに掲載されている大手求人の給与例をみると、だいたいこんな感じでした。(2018年7月21日時点)
- パーソルテンプスタッフ…350万(27歳)、400万(28歳)
- WDB エウレカ社…300万(25歳)、350万(30歳)
- スタッフサービスエンジニアリング…360万(25歳/入社1年)、603万(リーダー)、709万(入社10年)
- ワールドインテック…420万(25歳)、500万(30歳)、600万(35歳)
なので新卒や20代の第二新卒だと300万~400万くらいが相場なようですね。
スタッフサービスエンジニアリングが少し高く見えますが、残業代込みの年収のようです。
特定派遣に限らずこういう年収例は残業代などで盛っています。
恐らく20代でも最高これくらいかなって例を挙げているので、間違ったことは書いていないかもしれませんが、
グレーに近いホワイトと言ったところなんでしょうね。
面接や説明会のときには「自分が働いた場合の年収」と「その後のキャリアステップ」がはっきりイメージできるまでしっかり確認してくださいね。
生活をシミュレーションしてみると
では300万を例に毎月の生活をシミュレーションしてみます。まずボーナスで一ヶ月分くらいを引いて約275万、それから12分割すると額面が約22~23万です。
なので税金を計算すると恐らく毎月手取りは18~19万くらいの収入になります。
「あれ?記事タイトルと違うやん?意外とやってけそうやん?」と思いますが、実際どうでしょう?
ここでは、特定派遣なので全国転勤の可能性があると考えてシミュレーションを続けますね。
だいたいどの会社も地域手当と言って、物価が高い都心に近いほど補助金を出してくれます。
ですが、住宅手当は全額出してくれるとは限りません。
私の場合は家賃の半額くらいは給料から出していて、3万円と数千円は固定費として出費になっていました。
そして
水道・電気・ガス代で毎月約1万円、
食費で3万円
スマホ代で3,000~5,000円ですね。
これらを手取りから引くと自由に使えるのは10万円~11万円です。
さらに貯金を5万円すると考えると実際は6万円が真に自由に使えるお金ですね。
趣味・プライベートのプレゼント・突発的な飲み会・喫煙者ならタバコ代などはこの6万円から出て行く計算です。
年収や食費など色々と低く見積もっていますし、残業代は考慮していないので実際はもう1万円くらいは多いかもしれません。
ですが最悪これくらいの水準の生活になるといっても過言ではありません。
また、転居の際の敷金・礼金などの初期費用は会社が出してくれるとは限りません。
初期費用を用意できなければ15~25万を自分で毎月分割払いになったりするので、半年くらいは更に3万円程少なくなると考えていてください。
私の給与レベルは割と最低ラインでした
では私の給与はどんなものだったか、実際の給与明細をベースに家計を書きますね。
額面(総支給) | + 204,271 |
税金・保険類 | - 35,315 |
家賃(家賃補助を引いた分) +初期費用の分割払い |
- 57,000 |
水道・電気・ガス代 | - 約10,000 |
食費 | - 30,000 |
貯金 | - 30,000 |
残額 | 41,956円 |
今思えば、金銭面では苦しい生活だったなと思います。
飲み代だったり、ダンスの衣装・レッスン代、彼女へのプレゼント代は41,956円から出て行きますからね。
個人的には引越した時の初期費用の分割払いが痛かったです。
分割払い期間が半年といえど6ヶ月ですからね、表には貯金3万円とも書いていますが正直いくらか別の費用にあてたこともあります(苦笑)
なので貯金といっても毎月2~3万増えている程度、一つの口座で管理していましたし貯まっている感覚がないんですね、
小額ずつ貯金するなら別口座でするのをオススメします。
ただこれくらい低いパターンはあまりないかと思いますので、特定派遣だと最悪これくらい少なくなるよって覚えていただきたいです。
この経験からアドバイスできること
研究職を諦めきれない、研究で食って生きたいという一風変わった人、ここまで読んでくださってありがとうございます。
せっかくなので、私の経験からお金に関するアドバイスを6点させていただきますね。
会社選び
まずはこれですよね。私みたいに安易な会社選びをしないことです…。派遣社員間で話していると、給料を重視するならワールドインテックが良さそうでした。
TOEICで730以上持っていると毎月の給料に15,000円が上乗せされるようですし、特定派遣の会社にありがちな休日出勤(研修会・定例会)は私服参加OKと聞きました。
全国転勤が気にならないなら良いと思います。
TOEICのお話
ただ、派遣先への正社員登用を勧めていない会社とも聞きましたので、キャリアステップは基本はワールドインテック社内で考えることになりそうです。
また、バイオ系の配属先で働きたいならWDB株式会社エウレカ社が良いと聞きます。
でも年間休日が117日と少ないのと、バイオが多いとは言ってもそうじゃない配属先になることもあるそうです。
会社ごとの特色を理解して、自分が納得できるところを選んでください。
全国転勤を受け入れる
特定派遣の会社でも地区を指定させてくれる会社があります。自分の慣れ親しんだ土地に居たい、パートナーが転勤できないなどの理由からそういう制度があるようですね。
でももちろん地区指定にはデメリットもあります。
主に「収入が下がる」、「派遣先の選択肢が狭くなる」の2点です。
本気で研究職になると考えるなら、私は博士課程進学をすべきだと思いますが、
特定派遣から研究職になるなら全国転勤を選ぶ覚悟を持つべきだと考えています。
理由としては、数ある理系の職の中でもあまり待遇の良くない特定派遣を選ぶってことはそれだけ「研究職でやって行きたい」ってことですよね。
ちゃんとした研究職に就いたら殆ど転勤族ですし、地区指定をして配属先の選択肢が狭まってベストな配属先に行けないなんて本末転倒じゃないですか?
「研究ができること」よりもお金や住む場所が大事ならなら特定派遣には転職しないほうが良いと思います。
副業を始める or 副業で稼げるようになってから転職する
世の中副業ブームですよね(笑)特定派遣の仕事だけで生計を立てるのが難しいなら、いっそのこと副業してしまいましょう。
- ブログ
- 趣味・スキルで収益化
- 競馬
- 株
- FX
しっかり稼げるようになったらいっそのこと大学院進学をしたほうが良いと思います。
固定費を削減する
上記まではどちらかというと「収入を増やす」ことに焦点を当てていましたが、まずは「支出を減らす」ことができないか考えましょう。当たり前のことですが、家賃、スマホ代、などの毎月一定額で出て行くものは少なくしておくべきです。
スマホ代に関しては私はdocomoからLINEモバイルに変更しました。
通話料さえ気をつけていれば3,500円くらいに支出を抑えられるのでオススメです。
LINEモバイルのお話
固定費以外だと趣味にかけるお金を決めるとか、職場には弁当を持っていく、自炊を心がけるとか工夫はあります。
飲み会に行くなら○日間は自炊にするとか、地域密着型の弁当屋を見つけるとかですね。
ハピタスなどのポイントサイト利用をクセ付ける
副業というほどではありませんが、ポイントサイトの利用をクセ付けることは大事だと思います。私は買い物をする際にはまずハピタス

ハピタス経由で買い物をすると現金化できるポイントが商品に応じて付与されます。
私の場合は本の購入やクレジットカード作成でハピタスを使用していました。
特に、クレジットカード作成やFX口座開設などは一発で数千円分のポイントになりますので
作成・開設の予定があるなら必ずチェックすべきです。
ハピタスは取り扱い商品の会社から広告収入を得ることで成り立っているサービスですので全然危ない方法ではないですしね。
興味がある人はこちらの記事で詳しく書いていますので、目次から「ポイントサイト活用」の欄を読んでください。
ハピタスが気になるならこちら
博士号を取っておく
博士号を持っているともう2万円くらいは月給が高いはずです。アドバンテックなどの博士号取得者向けの特定派遣もありますので、私のような修士卒で特定派遣をするよりずっと良いはずです。
どの道、研究で生きていくなら博士号は必要だと思いますので、博士進学は一度考えてみてください。
博士号取得に関する記事
高給かつ理解あるパートナーを見つける
ついに他力本願になアドバイスになってしまいました。ですが時には人に頼るというのも大事なスキルです(笑)例えば女性で夫がしっかり稼いでいる人なら特定派遣でも大きな問題はないですよね。
むしろ残業の無い配属先だとワークライフバランスも充実していて良いかもしれません。
まとめ~こんな人なら特定派遣でも大丈夫~
- 超低燃費型(実家暮らし)
- 副業型
- 研究大好き型
- パートナー高給型
ぶっちゃけ特定派遣の給料は安いです。
少し気を抜いて飲み会後に深夜のカラオケなんて行くとあっという間にコツコツ貯めたお金が消し飛びます。
特定派遣への就職を考えている人の参考になれば幸いです。
読んでくださってありがとうございました!
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