どうも、アブーです!
今回はCRAのOJTについて書いていきますね。
施設に付いていくだけじゃんラッキー♪と思っている場合じゃない理由を書いていきたいと思います^^
目次
CRAのOJTは「先輩の施設訪問に同行すること」
一応ですが、CRAにとってのOJTとはこの題名の通りです。新人教育の流れとしては、だいたいのCROで①ビジネスマナー・社内システム等のオリエンテーション、次に②GCP・SOP、そして③OJTです。
②まで終わると、その後は何かしらのプロジェクトに仮配属されて、そのプロジェクトの資料をみさせてもらったり、新人でもできる業務をさせてもらったりと先輩のサポート的なポジションになります。
そして、先輩が施設訪問をする際に同行させてもらえることがあるのですが、この施設同行を指してOJTと呼ぶことが多いと思います。
参考:【CRAの書類】治験実施計画書とは?CRAとして読むべきポイント9つ紹介します。
参考:【CRAの書類】治験薬概要書について紹介、CRAになったら3段階で読むべし!
参考:【治験の書類】説明・同意文書って何?実際に使われるまでの流れ・用途についてまとめ
同行して何するのか?
では実際に施設で何するか?正直これは先輩の業務、仮配属されたプロジェクトの状態によります。仮配属ではあまりないかもしれませんが、もし立ち上げのプロジェクトであれば、先輩が責任医師にプロトコル説明をしているところを見て学んだり、
スタートアップミーティングの様子を見た後、Signature logへの署名をもらうのを手伝ったりするでしょうね。
※Signature log:治験スタッフの筆跡、イニシャル・印鑑がそれぞれ誰のものか特定できるようにするための資料。署名・印影一覧とも呼ばれたりします。
また、モニタリングフェイズ中であれば適格性確認・SDV・治験薬回収かと思います。
原資料(治験のためのデータが記録された資料)を見て先輩の仕事ぶりを勉強したり、紙カルテの施設であれば先生の字のクセを聞いておいたりすると良いですね。
全力で取り組む理由
では全力でやる理由を書いていきたいと思います。やる気アピールのチャンス
少し無理かも?なボリュームでOJT中にしたいこと(目標)を伝えたり、準備段階で資料から読み取れないことを先輩に色々聞いたり、OJTいかせてもらえませんか?!と自分から打診したり、新人にとって最大の武器である「やる気」を見せ付けるのに打ってつけの機会です(笑)
以前、研修の記事でも書きましたが、プロジェクトにアサインされるにはまず社内で信頼を勝ち取らないといけません。
何の経験も実績もないならせめてやる気は人一倍見せましょう。
というか先輩・上司はそういうところでしか判断せざるを得ませんからね…。
参考:【CRO:CRA新卒必見】研修でこそ本気を出すたった1つの理由&主な研修内容5つ
新卒でも薬剤師免許持ちだったり、論文執筆の経験がある人がいたりとアドバンテージになりそうなものもありますが、CRAの実務をしている先輩方から見ると同じ新卒です。
ステータスは一旦忘れてやる気を持って取り組みましょう。
問題なくできればアサインのきっかけになる
OJTにどんな目標を持って取り組むかにもよりますが、例えば1例の適格性確認を目標としますね。その場合に問題なくできた人と、いくつかミスをした人が居れば、やはり前者のほうが戦力となりやすく、アサインも近いと言えます。
営業やリーダーが依頼者にアサインの話をするとしても「OJTでは適格性確認など問題なく出来ています。」とアピールできるのとできないのとではまた違ってきそうですよね。(実際にどんな交渉がされているか分かりませんが)
ただ、一つ注意なのは「失敗=ダメなこと」では断じてないということです。
あくまでOJTは研修の一環なので、一回目のOJTではダメでも、改善点を洗い出してより成功に近づくということが出来ていれば基本オッケーです。
むしろ初めからデキる新人なんて殆どいないので、出来なかったときにどう改善していくか?最終的に結果に繋げられるか?というところのほうが見られると思います。
そして、自分のダメだった点の本質は、まず全力で取りかからないと見えないですよね(笑)
ちなみに一番危ないのは、分からないことを誤魔化すことです。
誤魔化したまま2年目3年目になったら周りに聞けなくなりますからね^^;
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先輩の仕事ぶりを見ることができる
CRAとして一人前になると基本は一人で訪問することになるので、先輩が施設でどう仕事しているかなんてまず見られません…。新人のうちですが、こんな贅沢な時間は今のうちだけです(笑)
ただ、新人だとまずどんなところを学べばいいか分からないと思うので、個人的に見ておいたら良いのではと思うポイントを書いておきます。
(施設訪問時以外でも見るべき所も書いておきます)
- 責任医師・CRCからの情報の聞き出し方
- 原資料のキレイさ
- 各作業の時間配分
- CRCとのメールのやり取り
- モニタリングレポートの書き方
- プロジェクト特有の難しいポイントへの対応
色んな先輩CRAのこういったポイントを見て、自分が良いなと思う方法をやって、改善を繰り返していくのがスキルアップの流れだと思います。
色んな先輩CRAを見るって軽く書きましたけど、OJTじゃないと見れないですからね。
全力で観て学びましょう!
自分が担当になるかもしれない
ちょっとびびらせてしまうかもですが、意外とありえる話だったりします。治験って、モニタリングフェイズのように落ち着いてくると、経験者の担当施設を新人に引き継がせて、経験者は別の忙しいプロジェクトに…ということがあります。
もしそうなっても大丈夫なように、OJTからそのつもりで取り組んでいると後々楽です。
会社としても経験者の手が空けば新しいプロジェクトを受注できて利益アップですから、周りからの評価も決して悪いものにはならないはずです。
もしかしたらOJT中に「これはこの施設特有のことだから…」と先輩から前置きされてもしっかり聞いておくのが吉です。
先輩の分身になるくらいの勢いで学びましょう!
まとめ
OJTに関しては具体的な目標を先輩から指示されたりしないかもしれませんが、パンクしそうなくらい学ぶつもりで取り組むべきだと思います。経験者になってしまうとまずOJTなんてないので、新人の特権です。
これでもかってくらい準備して臨んでください^^
今回は以上です、ありがとうございました!
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