どうも!アブーです。
今回は少し縁起良くないのですが、CRAになるって決めたあなた、もし内定もらえなかったらどうするか決めていますか?
「20社くらい受ければどこかにはうかるでしょ~!」と楽天的に考えることも必要ですが、最悪のパターンもしっかり考えておくべきです。
私が新卒のときは研究職に絞ったは良かったものの、一社も内定をもらえず甘い考えのまま就職して一年未満で転職してしまいました。
参考◆1回目の転職:【医薬品:研究職】特定派遣の会社に転職した話
参考◆2回目の転職:【未経験からCRAへ転職】オススメの方法は”業界に特化したエージェント”の活用
皆さんは僕みたいなバカじゃないと思いますが、念のため参考にしてくだされば幸いです!
目次
準経験になる仕事を選ぶ
この記事を読んでる時点でCRAになるのを諦めきれない人だと思うので、準経験になる仕事について書かせていただきます。CRC(治験コーディネーター)
CRAの準経験で思いつきやすいといえばまずはCRCではないでしょうか。CRAの分身とも言われるくらいですので、一通り業務を経験し2~3年後にCRAに転職する話はよく聞きます。
また、CRAよりもCRCのほうが担当する試験が多く、給料もCRCのほうが給料も少ないため、CRAに転職した後が色々と楽に感じそうな印象があります。
CRC経験があると候補被験者の探し方や、施設の内情、どう接すればCRCと仲良くなれるかなど詳しいですからね。
私も二回目の転職時にCRCの選考を受けたのですが、スゴイCRCであれば誰も見つけられなかった被験者候補を見つけてくるそうです。
そういうスキルを身につけてCRAに転職したら、担当施設に具体的な組み入れの助言ができるようになり、社内の評価も上がりやすいのかなと思いました。(CRAにとって担当施設の被験者組み入れが順調かどうかは大きな評価ポイントです)
そういえば、実際にCRCからCRAに転職して、とんとん拍子に出世してプロジェクトリーダーになったという人もいました。
SMOであれば薬剤師や看護師など他の準経験者と違って国家資格が必要ではない会社もありますし、後にCRAになりたいなら良い選択だと思います。
PV職(医薬安全性情報管理)
ファーマコヴィジランス職を略してPV職と呼んだりします。治験期間中に発生した有害事象(AE)は重篤度、未知か既知かによってPMDAへの報告が必要になります。
報告義務が必要なAE、必要でないAE、全てのAEの情報を管理するのがPV職です。
PV職もCRAと同じく開発の畑なので、PV→CRAへと転職する人を見かけますね。
副作用情報などを集めるために英語をよく使ったりするそうなので、PVで英語力をつけておけばCRAになってからも役立てること出来ますね。
ちなみに、基本的にデスクワークなのでじっとできない人には不向きかもしれません(笑)
DM職(データマネジメント)
これもPVと同じく開発の畑の仕事です。あまり詳しくないのでざっくり説明すると、治験で得たデータは症例報告書で集めるのですが、そうやって得たデータをレビューして問題がないかどうか確認する仕事です。
また、PV職と同じくデスクワークがメインになる仕事です。
最近は中央モニタリングなども普及しているので、以前よりも仕事量が増えているのかもしれません。
MR職
開発の畑から離れますし、CRAに転職すると年収も下がってしまうかもしれませんが、MRもステップになります。製薬企業側の人間として医師と接しますし、製薬企業(CROのCRAにとって治験依頼者)の内情を勉強することも出来ます。
今はMRになるのも以前より難しいと聞きますが、CRAに繋げられるキャリアの一つとして覚えて置いてください。
国家資格取得を優先する
もし薬剤師・看護師・臨床検査技師など資格取得ができる大学に在学しているなら、当たり前ですがそちらを優先すべきです…。就活は企業の数だけトライできますが、国家資格は年に一回しか挑戦できませんからね。
それに資格を取ってしまえば何かと精神的に楽ですし、職探しでも楽なはずです。
「内定もらえてないけど、国試の勉強もしなくちゃ…」と焦ってどっちもこけてしまうなら迷わず国試です。
一年空白になったら社会人になったらできないことをやる時期にしましょう。それかブログ書いて副業準備ですw
大学院に進学する
準経験から離れると、大学院進学も考えられます。特に学部卒の人は、修士を取ることで段違いにCRAになりやすいです。
修士卒の人も、博士号を取得した後でもCRAになれる可能性はありますし、MSLになれる可能性も上がり、研究職に就ける可能性もアップ、留学も視野に入ります。
参考:研究で食っていくならやっぱ博士号が必要やなと思った話
博士課程で身につけた思考力、メンタルはCRAになっても、というかどんな仕事でも役立つはずですし。
まぁ、「実験嫌だからCRAになりてえんだよ!!」って人は準経験になる仕事を選ぶしかありませんけどね(笑)
まとめ -どっちにしろ覚悟決めるしかない-
雑なまとめですが、CRAを諦めるにしろ、諦めないにしろ、ある程度の覚悟は必要になってきます。だってそもそも大人ですから。もし下記記事を読んで「CRAちょっときついかも…」と思ったら、CRA以外の方向に覚悟を決める必要がありますからね。
参考:CRO企業CRA職は激務を覚悟したほうが良い理由と、乗り越えるためのスキル7つ
そして覚悟に加えて、大雑把でも計画を持っておくと楽です。
○年後にはこうなっていたいから20代のうちに××までやっておきたいとか、会社に入ってみて思いのほか肌に合わないと思った時は△△しようみたいなくらいの計画で大丈夫です。
今は変化が激しいですし、CRAの仕事にもいずれAIが入ってきて仕事が減ります。
というか国的にも医療費削減って言われてますし、薬もある程度出てしまってますからね。
最近ではバーチャル治験で被験者の数が少なくて済むようになるとも言われています。
これからの創薬といえばがん、中枢神経系、希少疾患、再生医療らへんでしょうか。
製薬業界も昔ほど安泰な業界ではなくなってくるので、そういう意味でも覚悟という言葉を使いました。
以上、読んでくださってありがとうございました!
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